診療情報管理士に向いている人の特徴

診療情報管理士は患者の診療に関する記録を管理したり、データベース化したりする仕事を行います。

カルテをデータベース化する際には、単に書かれていることをそのままデータにするだけではありません。

内容に関して、国際基準に沿った書式で記録しつつ、ミスや記入漏れがないかもチェックする必要があります。

診療情報管理士が管理する情報は治療や研究に活用されますし、医療機関を運営していくうえでも大切な情報となるのです。

医師ほどの医療に関する知識は必要ありませんが、診療情報管理士には豊富な医療に関する知識が求められます。

医師が記入したカルテの内容を、ある程度理解できる専門的な知識が不可欠です。

しかし、どんなに医療知識があっても、それだけで診療情報管理士に向いてるとは言えません。

上述したように、大切なのはそのような情報を適切に管理する能力や、わかりやすく文章化できるスキルです。

場合によっては医師に内容を確認したり、書類の提出を催促したりすることがあるため、コミュニケーションスキルも求められます。

人当たりの良い人や明るい人は、診療情報管理士に向いているでしょう。

診療情報管理士が管理する情報には、患者の個人情報が含まれているため注意深く扱われなければなりません。

そのため、診療情報管理士は責任感が強い人や口の固い人にも最適です。

患者の個人情報がどれだけ大切なのかをきちんと理解していることに加え、適切に管理する方法にも精通していることが肝心となります。